法要の栞

法要・葬儀・お墓・御祈願などの手引き

永代経

この法要の正式名は「永代祠堂(えいたいしどう)」法要です。
一般には、「永代経」、時に「永代供養」等の名でも言い慣わされています。


永代経(永代祠堂・永代供養)について


長年にわたって、毎年秋に、この法要を営んでまいりました。
戦後は、毎年11月3日を「永代祠堂」法要の日と定め、篤志・有志の方々が本堂に集い、読経の後、永代祠堂簿に加入された方々全員のお名前を読んで御回向させていただくとともに、有無両縁の物故者供養を行っています。

年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず

儚く移ろいやすい人の世です。
特に少子高齢化がすすむ現在、永代祠堂簿にご加入される方の動機は皆さん様々です。

 亡くなったご家族の供養に
 お子さんがいないため、生前にご自身で加入
 ご先祖で弔い上げを済まされた方を
 祭祀の継承者がいない親類の供養に
 他家に嫁いだ方がご両親のために 等々

「祠堂(本堂)に集い年々永代に経を読み仏縁を深める」という意味だけでなく、秋深まる時節、毎年皆さんが一堂に会し、先立たれた方々へ静かに想いを馳せる機会でもあり、また、本来の自分自身に立ち戻り、来し方行く末を見つめる機会でもあります。


ご加入のお申し込みと、その後のながれ

 檀家さんでなくとも、どなたでもお申し込みいただけます。

  1. ご希望の方は、円福寺へお電話ください。
    電話 052-671-5662

  2. 日時についてご相談のうえ、本堂で永代祠堂供養簿加入の法要をさせていただきます。
    (ご加入料につきましては、御志納にてお願いいたしております。)

  3. その後、毎年10月初旬ごろに、法要のご案内のお手紙を差し上げます。

  4. 永代経は毎年11月3日に奉修させていただきます。
    ご都合がよろしければ、ぜひ法要に御参席ください。
    (ご参席に際し、御志納を賜れば幸甚です)
    もちろん、当日ご欠席の方の御回向もさせていただいておりますのでご安心ください。

  5. 永代経当日は、お菓子とお抹茶のご接待の後に法要が始まります。
    日中礼讃偈の読経に続き、各霊のご回向をさせていただきます。
    (各霊の御回向は、元号が奇数年は五十音の正順、偶数年は逆順にて)
    法要後はご参席いただいた皆さんに御供のお下がりのお菓子をお配りしお開きとなります。


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